茂木健一郎さんの講演会とMOSS OCEAN HOUSE10周年パーティ。
2013年 04月 18日
こんなご縁が巡ってくるなんて!
と喜び勇んで、
大好きな“生きて死ぬ私”という、彼の著書を携え(サインを…!と。)、
昨日の残りのかぼちゃシチューを食べて出発!
“生きて死ぬ私”は、
私がいつもいつも、昔から感じている、この現実に対する心もとなさ、
色、をまいにち描いているのだけれども、
ああ多分、この色、というのはほんとうにはないんだろうな。
だとしたらいまたしかに見えているこの真っ赤な色はなんなんだろう?
というそこはかとない疑問。
私、っていったい何なんだろう?
時間って?
という、そんな心もとない感覚、
をきちんと言葉にしてくれる本だった。
どうしてだろう、それだけでもなんだか頼もしく感じられる。
この感覚だけで、たぶん存在していることの不思議を、
きちんと感じていたいと思う。
漠然とそんな感慨にひたりつつ会場へ向かう。
そして講演がはじまって、
思いのほか熱い口調で屋久島の自然を語る茂木さんに感動。
多様性!
ほんとうに、私には苔と一部の植物しかまだ描けないけれど、
この自然の緑の多様さといったら!
色をつくるだけでも、とてもたくさんの発見がある。
想像だけで描いていた頃には絶対に出てこなかった、たくさんの緑。
この、違いこそが、素晴らしいのだと実感させられることへの安堵。
なんて素晴らしいのだろうと聴いていたら唐突に、
お話のなかにしずくギャラリーが出てきて、ほんとうにびっくりした。
ツマベニチョウを観に歩かれた際に見かけて、好きになって下さったとのこと!
急に言葉を交わすことになって、すごく緊張しました。
これからの屋久島に必要なのは(自然の調和を守るための)文化。
茂木さんが仰った。
あたらしい文化のかたちを、しずくギャラリーに見て下さった。
ほんとうにありがたい。
そして、明日、しずくギャラリーにいらして下さることになりました!!
そして夜は、
moss ocean houseの10周年パーティ!
mossに繋がりのあるたくさんの人々が集まって、
これまでの10年を振り返ったり、
今の屋久島について語らったり。
このmoss ocean houseはとても気持ちのよい宿です。
里の森を少しずつ復活させて、その森のなかでゆったりと時間を過ごせるという、
なんだかほんとうに居心地のよい場所。
ガイドのIちゃんも、
怖いくらい植物や苔に詳しくて、植物の名前を教えてくれます!
これからはじめて屋久島にいらっしゃる方はぜひ、
mossでゆっくりした時間を感じてくださいね~
これからのmossもとても楽しみです!!
by yukotakada-work | 2013-04-18 23:49 | Comments(0)