空の流れ、ひかりと水の色。
2013年 04月 08日
空を描いていて、
(そういえば空を描きはじめたのって最近だな)
空の、空気や雲も、
海や、川の流れと同じように、
流れているんだと、
ふと気づいた。
そうか、流れている。
複雑に、すごいちからで、どんどん移り変わっていく。
ぜんぜん平坦じゃなくて、常に変わっていく。
水の流れみたいに、空気が流れる。
水のような雲もまた、流れる。
そうして奇跡のように一瞬、
ひかりが満ちて、虹が現れたりもする。
そんな、一瞬。
まぼろしみたいな、けれど流れのなかの一瞬のひかり。
むずかしいわけだ。
そんなもの描いたことがない。
けれどそんなことを感じながら描いていたら、
ふと、
そういうことか、
と腑に落ちたような気がした。
そうしたら急に、
虹が虹らしくみえはじめた。
まる二日間も描いては消し描いては消しを繰り返して、
悪戦苦闘していたのが嘘みたいに。
何かを描くためには、
それを知ることが必要なのだ、きっと。
by yukotakada-work | 2013-04-08 23:39 | Comments(0)