午後、栗生の郵便局へ。

左にずっと海を眺めていたら、いつの間にか冬の色をしていた。

重くたちこめた濃いグレーの雲、同じようないろの海。
その合間に、筆で刷いたような淡い光の筋が幾重にも重なって、つづいていく。

屋久島の冬の、この色がとても好きだ。

鮮やかに浮かびあがるひかりのライン。

ひかりのかたちがはっきりと目にみえるためには、かなり暗くなくちゃいけない。
まわりが暗ければ暗いほど、ひかりのかたちがみえる。
薄明かりのようなものを描くとき、そのまわりをもうほとんど黒かっていうくらいの濃色を使わなければならないことにいつもいつも驚いてしまう。
それなのに明るくみえることにも。

絶妙なバランスで成り立っている美しい光景は、奇跡のようだと思う。
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by yukotakada-work | 2011-11-22 23:42 | Comments(0)

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