緋寒桜を描く。満月の海。
2013年 07月 23日
夏のつよいひかりのなか、蝉の声をききながら
さくらを描いていたら、
なんだか思いがけないくらい不思議な感じがした。
季節が移り変わっただけなのに、全く別の世界にいるみたいだ。
淡くて優しい、やわらかな薄い花びらを持った、繊細なさくらの花。
いま私がいるのは、強いひかりと、激しいコントラストを持った、夏の世界。
壮絶な感じさえする、蝉の声。
揚羽蝶と、ハイビスカス、向日葵畑、くっきりと青い海。
不思議な遊離感。
一日中描いて、
さっきあんまり満月が綺麗なので、歩いて三分ほどの海まで散歩。
木々の影がしっかり黒いくらい、鮮やかな月明かり。
月のまわりに、虹色のひかり。
波打ち際がきらきらひかって、ほんとうに美しかった。
なんてすばらしい世界にいるんだろうと、思った。
by yukotakada-work | 2013-07-23 01:16 | Comments(0)